「ハイグレード理工系(高校生)グローバル人材育成プログラム(HiGEPS-STAR)」がJST「次世代科学技術チャレンジプログラム」に採択されました
2025/6/2
この度、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)次世代人材育成事業「次世代科学技術チャレンジプログラム」に本学の申請プロジェクトである「ハイグレード理工系(高校生)グローバル人材育成プログラム(HiGEPS-STAR)」が採択されました。
「次世代科学技術チャレンジプログラム」は、次世代の科学技術?イノベーションを牽引する人材を育成することを目的として、理数系に高い意欲と能力を有する小学校高学年から高校生を対象に、探究活動やSTEAM教育、アントレプレナーシップ教育、国際交流を含む多様な学びの機会を提供する事業です。
令和7年度募集では、小中型?高校型?小中高型の3つの申請タイプで全国から計19件の応募があり、その中から外部有識者による審査を経て、計3件(小中型1件、高校型1件、小中高型1件)が採択されました。
本学が採択された「ハイグレード理工系(高校生)グローバル人材育成プログラム(HiGEPS-STAR)」は高校型のプログラムで、長年理工学研究科において実施してきた埼玉大学ハイグレード理数高校生育成プログラムHiGEPSを基盤とした充実したプログラムの内容が評価され、この度の採択となりました。
本学では、理数分野において優れた基礎学力と、強い好奇心?向上心を持つ高校生に向けて、必要なスキルを習得し、アクティブ志向の理工系高校生を育成する多様な取組を提供していきます。

プログラム企画概要
理工系分野に強い好奇心と学習意欲を持つ高校生を発掘し、独創的発想力、国際的視野、高い情報発信力を持つ人材へと育てることを目的とする。
1年目にベーシックコースとして40名の受講生を選抜のうえ受け入れ、毎月1回の講義?実習、留学生とのワークショップ、研究立案研修などを実施し、レポート作成や討論会、発表会を通し情報発信力を育てる。このとき、芸術的手段を取り入れて創造性と感性を養い、国内学外研修で社会の実勢を見て、AIへの対応や起業家精神や国際性を学ぶ機会を提供する。2年目にアドバンストコースとして10名を選抜し、本学教員を指導者とし課題研究を行う。さらに、海外短期研修の機会を通じて研究者の国際的多様性や科学のグローバル性の視点を養う。留学生との討論や研究発表の機会も設け、能力に応じて英語での口頭発表や論文作成の過程も修得する。