- 「先生になること」を何よりも大切に考えたカリキュラム
- より体系的になった教員としての実践力育成の仕組み
- 子どもとともに成長する教育実習
- 実習に伴う抗体検査、ワクチン接種等について
- 先生になるには
- Webシラバス
- カリキュラムマップ
- 英語スキル教育(1~2年次)
「先生になること」を何よりも大切に考えたカリキュラム
埼玉大学教育学部は、教員養成に特化したカリキュラムを用意しています。小学校?中学校?高等学校?幼稚園?特別支援学校の教諭や養護教諭、保育士になるために必要な授業科目で構成された、体系的できめ細やかな指導体制が確立されています。
カリキュラムマップ ― 4年間の学び
1年次
外国語科目や幅広い教養を身につけるための「教養?スキル?リテラシー科目」などを履修します。教員になるために必要な基本的知識や技能、態度や能力を養います。すべての免許に必要な教職科目や初等教科専門科目などを修めます。
2年次
教職科目に加え、授業を行うための指導力を養成する教科指導法などを履修します。各専修の専門科目を学び始めます。3年次の教育実習に向けて、事前指導となる「基礎実習」などを修めます。
3年次
学校教育コースにおいては内容の高度な専修専門科目を、教科教育コースにおいては中等教科専門科目を学びます。養護教諭養成課程においては学校保健や衛生、看護などの専門科目を、乳幼児教育専修においては「健康」や「言葉」などの保育内容や「音楽」や「造形」などの保育実践を、特別支援教育専修においては障害児教育などの専門科目を学びます。「応用実習」(教育実習)を実施します。
4年次
卒業研究の完成に向けて、自分自身の研究テーマを深めていきます。キャリア形成科目を履修したり、教育委員会の協力のもと教育学部が開催する「教職支援セミナー」などを受講したりすることで、教員経験者のレクチャーに触れ、教員採用試験に合格する力量を養成するとともに、教育現場で求められる実践力を育みます。
理論と実践を往還して
教育学部は、教員予備校ではありません。教育に関わる高等教育機関として、「教育とは何か」「学校はほんとうに必要か」「子どもとはどのような存在か」といったラディカルな問いを大切にしつつ、教育や子どもに関する本質的で理論的な研究を行います。同時に、教育現場で必要となる実践的な技能や知識を修得できるように、学生を支援します。
実践力育成の仕組み
教員採用試験に合格する力量や、教育現場で必要となる実践的な知識や技能を育成するために、実践力を強化する科目を開設し、4年間を通じてこれらの科目を体系的に受講する仕組みを作り上げました。1年次の「教職入門Ⅰ」→2年次の「教職入門Ⅱ」「基礎実習」→3?4年次の「応用実習」(教育実習)という段階的な履修が実践力育成の柱になります。その柱に加えて、さらに学校体験活動を充実させたい学生のために「学校フィールドスタディ」などの〈参加的?実践的学習科目群〉を、実践的指導力を高めたい学生のために「キャリア形成科目」などの〈教師のキャリア形成科目群〉を、「教職キャリア科目」の中に設けています。また、教育実習の事前指導や実習後の〈振り返り〉活動を充実させ、教育実習がいっそうポジティブで実り多い体験となるように、学生を支援しています。
「教職キャリア科目」
- キャンパスを出て教育現場を含む様々な機関?施設で体験をする〈参加的?実践的学習科目群〉
- 現代の教育現場において重要度の高いテーマを扱う〈現代的教育課題科目群〉
- 教育学部の理念"共生ダイバーシティ社会の担い手づくり"を体現する〈共生ダイバーシティ科目群〉
- 生涯学習や社会教育をテーマとする〈社会に開かれた学習科目群〉
- 教員採用試験を突破するための力量を鍛える〈教師のキャリア形成科目群〉
- 教科の壁を越えて「学び」の本質を考える〈領域横断探究科目群〉
- 各教科について、より深い学術的な内容や指導のあり方を学ぶ〈教科指導力向上科目群〉
子どもとともに成長する
教育実習
教育学部では3年次に主免許状取得のための教育実習を行います。教科教育コースの学生は、3年次に3週間の教育実習(応用実習I)を行うことにより小学校及び中学校の両方の免許状を取得します。さらに副免許状の取得を希望する学生は、4年次に実習を行います。
実習では大学で学習した内容を基礎に幼児、児童、生徒に授業?保育を行うとともに、学校現場の教員と一緒に学校経営や学校校務についても体験します。大学での学問的な学びと学校現場での実践経験を往還的に積み重ねることで、数々の課題に取り組むことのできる教員の育成を目指し ています。
実習の手引き
入学を検討されている方へ
実習に伴う抗体検査、ワクチン接種等について
埼玉大学教育学部では、自治体?地域の方々のご理解?ご協力のもとで介護等体験?教育実習?保育実習?臨床実習など、実習が行われています。
実習先の園児?児童?生徒はもちろん、保護者様、実習校園の先生方に感染症に感染させないように、また自身が実習先で感染し、感染を拡大させないよう日々指導を行っております。
こうした取り組みの一つとして学生に抗体検査及びワクチンの接種をお願いしています。
学校教育教員養成課程
学校教育教員養成課程では、入学後に麻しん及び風しんの抗体検査を実施していただき、抗体値が基準より低い場合は、原則としてワクチンの接種をしていただきます。
養護教諭養成課程
養護教諭養成課程では、麻しん、風しんに加え、以下のことを行っていただきます。
- ?水痘、流行性耳下腺炎、結核、B型肝炎の抗体検査の実施と検査陰性時のワクチン接種
- ?インフルエンザワクチンの接種
また、新型コロナワクチンの接種を求める実習施設もありますので、実習実施に際し確認、調整を行う場合があります。
抗体検査の実施やワクチンの接種に係る詳細は、入学後のガイダンスまたは実習開始前のガイダンスにて説明をいたします。
アレルギー等によりワクチン接種が難しい方は、入学後に実施するガイダンス?説明会等の後にご相談ください。
実習先では、園児?児童?生徒や年配の方がいる場所で実習を行うことが多々あります。
感染拡大防止のため、何卒、ご理解とご協力をいただきますようお願いいたします。
なお、抗体検査、ワクチン接種は入学後に関する事項です。入学試験の出願や受験には関係ありません。